バージョンアップ情報
更新プログラムは、「ホームズ君マイページ」からダウンロードいただけます。
※Ver.5.00以降は、32ビット版(x86)パソコンは動作保証外となります。
Ver.5.00 アップグレード内容 (2024年10月1日発売) New!
1.2025年4月施行:改正建築基準法対応(木造の構造関係規定等の改正)
参考:学ぼう!ホームズ君 [2025年法改正]4号特例見直し、構造基準の改正
国土交通省作成 広報ツール
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「壁量計算」(令第46条 第4項)
・2000年の改正建築基準法の仕様規定では、壁量計算は「重い屋根・軽い屋根」の2択により壁量係数が求められていましたが、2025年基準では各部分の建物仕様により想定される荷重ごとに求めるようになります。求める手段として、早見表(方法A)や表計算ツール(方法B)が提供されますが、ホームズ君なら表計算ツールに基づく算定を、わかりやすい入力画面で仕様を指定していくだけで行えます。どの部分の仕様を問われているかについても、イラストやヘルプを参照すれば、迷わず、間違えず行えるようになっています。
・2025年基準では必要壁量が増えますが、耐力壁だけでなく準耐力壁を考慮することができるようになります。ホームズ君なら、準耐力壁を考慮した適合判定や、これらの適合判定に伴う制限事項なども瞬時に確認できます。
・これまで設計基準としていた2000年基準に対して、2025年基準がどのくらい強化されているのか、壁量係数を比較することができます(グラフ表示も可能です)。
・経過措置として2026年3月までは2000年基準で確認審査を受けることができますが、2000年基準をギリギリの壁量で設計した場合、この住宅は経過措置期間が終了次第、既存不適格住宅となってしまいます。早いタイミングから、2025年基準を意識した設計をお勧めします。
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「壁の配置」4分割法(告示第1100号 第4)
・壁量計算と同じく必要壁量と存在壁量の計算方法を変更
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「柱頭柱脚金物算定」N値計算(告示第1460号 第二号ただし書き)
・壁1か所あたりの合計壁倍率の上限を従来の5倍から7倍に引き上げ
・倍率が1.5を超える準耐力壁が取り付く柱を計算対象とする
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「柱の小径」(令第43条、告示第1349号)
・2025年改正建築基準法では、柱の小径は、早見表(方法A)や表計算ツール(方法B)により求めることができますが、ホームズ君では、上記表計算ツール(方法B)の方式にならい、以下の3つの算定方法による検定が可能です。
①座屈の検定式(樹種:すぎ固定)、②座屈の検定式(樹種:任意選択)、③柱の負担面積・③の柱の負担面積による計算方法では、プログラムが自動的に柱ごとの負担面積を求め画面上に表示します。それぞれの柱の負担度合いを直感的に確認することができます。一方、建物荷重、柱の樹種や寸法などより柱の負担可能面積を求め検定を行います。その面積のOK/NGを確認することができます。
・③の方法は、①②で不適合となり、柱の小径を大きくすることが難しい際に、柱の数や配置を調整して基準に適合させたい場合などに有効です。
2.確認検査機関での審査がスムーズに(計算書・図面強化)
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2025年法改正に伴い、4号特例縮小となり、新2号建築物(木造2階建て以上、または、延べ面積200㎡超)についても、構造関係規定の審査が必須となります。構造審査を仕様規定でうける場合は、「壁量計算」「柱頭柱脚接合部(※N値計算オプションが必要)」「壁の配置バランス」「柱の小径」に関する計算書や図面を提出することが必要となります。
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指定確認検査機関である日本ERI株式会社様、ハウスプラス確認検査株式会社様のご協力のもと、審査に必要な情報がもれなく、わかりやすく記載されているか、ホームズ君の計算書および図面について確認いただき、これに基づきブラッシュアップしました。
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ホームズ君「耐震診断Pro」で作成する計算書や図面を提出すれば、建築確認申請の審査がスムーズになります。
Ver.4.4.2.0 バージョンアップ内容(2024/4/9リリース)
1. 「下絵読込モード」追加
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お手持ちの平面図やスマホで撮影した手書きスケッチなどを下絵として読み込み、上からなぞるだけで間取り作成が可能になりました。
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参考間取りをもとにオリジナルプランを効率良く作成できます。
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下絵となるファイルを画面上に直接ドラッグするだけで読み込みが行えます。
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読込可能ファイル形式は、jpg、png、bmp、pdf、jww、dxfの6種類です。
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下絵画像の、移動、拡大縮小、トリミング、回転、反転、透過設定がExcelの図形操作のような簡単操作で行えます。
2. 下絵画像から壁情報をCADデータに変換
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下絵の平面図を「壁線認識処理」によりCAD入力の「壁」データに変換が行えます。
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壁認識精度を4段階で調整でき、また外周のみの変換も可能です。
3. JW-CADデータ(.JWW)読込
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JW-CADデータ内の「壁」「開口部」「柱」「部屋名」をホームズ君のデータとして読み込みが行えます。
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耐震性能や断熱性能、日当たりの各シミュレーションが素早く行えます。
Ver.4.4.1.0 バージョンアップ内容(2023/7/31)
1. 耐震3Dビューア機能を追加
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一般診断や精密診断の各階各方向の評点グラフと偏心率(重心と剛心)を3D上に表示します。
⇒ 評点の偏り、壁耐力の偏りを可視化することで補強すべき箇所がイメージしやすくなりました。 -
耐力壁補強、筋かい補強、柱金物補強、基礎補強の各補強個所を強調表示
⇒ 平面図上ではわからない補強個所の上下関係を見たり、補強漏れなどのご要望しに役立ちます。 -
「現状」プランと「補強計画」プランなどの2プランを比較表示
⇒ 補強の効果や各補強プランの違いを分かりやすく施主に伝えることができます。
※以下、一部項目の3D表示例を示します(画像をクリックすると拡大表示します)
2. その他の機能改良、変更点
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ホームズ君「データ移行ツール」に対応
⇒ パソコンの交換の時など、今まで使用していた「耐震診断Pro」のデータや設定を引き継ぐことができます。 -
ホームズ君「あっと簡単見積」とのデータ連動機能:3階建てに対応
⇒ 「絵でみる耐震補強御見積書」や「CAD入力」に「耐震診断Pro」のデータが連動します。
Ver.4.4 バージョンアップ内容(2022/11/04)
1. (一財)日本建築防災協会の「木造住宅耐震診断プログラム評価」更新
以前より取得していた、(一財)日本建築防災協会の「木造住宅耐震診断プログラム評価」の有効期間満了に伴い評価更新申請をおこない、改めてプログラム評価を更新しました。
今回の評価更新にあわせて、以下の点について変更がありますので、十分ご理解の上本プログラムをご利用いただきますようお願いいたします。
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プログラム名
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住宅性能診断士 ホームズ君「耐震診断Pro」
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バージョン
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Ver.4.4
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評価番号
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P評価12-改3-W
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有効期間
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2022年11月1日~2025年9月29日
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対象範囲
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一般診断法・精密診断法1
※Ver4.3はプログラム評価の有効期限切れとなりますのでご利用の際はその旨をご理解の上お使いください。
2. その他
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一般診断法 :計算書印刷時の改ページ不具合を修正
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3D表示 :屋根と外壁の間に隙間が生じる問題を修正
Ver.4.3 バージョンアップ内容(2019/12/17)
1. (一財)日本建築防災協会の「木造住宅耐震診断プログラム評価」更新
以前より取得していた、(一財)日本建築防災協会の「木造住宅耐震診断プログラム評価」の有効期間満了に伴い評価更新申請をおこない、改めてプログラム評価を更新しました。
今回の評価更新にあわせて、以下の点について変更がありますので、十分ご理解の上本プログラムをご利用いただきますようお願いいたします。
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プログラム名
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住宅性能診断士 ホームズ君「耐震診断Pro」
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バージョン
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Ver.4.3
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評価番号
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P評価12-改2-W
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有効期間
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2019年12月13日~2022年9月29日
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対象範囲
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一般診断法・精密診断法1
※Ver4.2はプログラム評価の有効期限切れとなりますのでご利用の際はその旨をご理解の上お使いください。
2. 精密診断法1の短辺割増を変更
経緯
精密診断法1の必要耐力算出方法(建築基準法施行令に準じて求める方法で、かつ住宅の簡易重量表を採用する場合)における短辺割増を考慮する計算について、
ユーザー様から、「基準書(2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法<例題編・資料編>)の例題で示される内容と異なる結果になる」とのお問い合わせがあり、
当該条件に合致する場合の計算条件の変更のお願い及び修正プログラムを準備中である旨を昨年の7月12日に皆様にお知らせしたところです。
その後、本件について日本建築防災協会からの「より安全側となるようプログラムの修正をおこなうことが望ましい」との指導をふまえて、今回プログラムを変更することとなりました。
なお、変更前のプログラム(ホームズ君「耐震診断Pro」Ver.4.2)により計算をおこなったものについても、「2012改訂版木造住宅の耐震診断と補強方法」の基準に適合するものとして扱われることを日本建築防災協会に確認しました。
該当バージョン
ホームズ君「耐震診断Pro」Ver.4.0~Ver.4.2
※(一財)日本建築防災協会の木造住宅耐震診断プログラム評価はVer.4.3が対象です。
参考資料
(一財)日本建築防災協会の「質問・回答集(2019年12月13日付)」P.18 こちら
本変更の該当する条件
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精密診断法1
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平屋、2階建て、3階建ての建物
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必要耐力計算方法を「建築基準法施行令に準じて求める方法」を選択
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建物の短辺長さが6.0m未満となる階が存在する
短辺割増の対象範囲の変更
変更前
2階建ては1階の短辺長さが6.0m未満の場合、3階建ては2階及び1階の短辺の長さが6.0m未満の場合において、外壁、内壁の床面積当たり重量に表4.3の該当する短辺割増係数を乗じた値とする。 なお、平屋においては短辺の長さが6.0m未満の場合においても、短辺割増係数を乗じない。
変更後
建物の各階において、短辺が6.0m未満となる階に対して、上半分、下半分(1階においては上半分)のそれぞれの外壁、内壁の面積当たりの重量に表4.3の該当する短辺割増係数を乗じた値とする。
上部構造評点への影響
標準的な規模の住宅において、上部構造評点の変化は、最大で
1階:約-(マイナス)7%程度
2階:約-(マイナス)10%程度
と考えられます。
3. 基礎の部分補強に関する解釈の明確化
(一財)日本建築防災協会より、「質問・回答集(2019年12月13日付)」が公開になりました。
その中に、基礎を一部分だけ補強する際の施工方法に新たに建物内部の基礎の片側のみの補強でも良いと示されました。
ホームズ君「耐震診断Pro」は、Ver4.2より、上記の解釈で計算を行っておりますのでプログラムの変更はありません。
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