耐震診断

最新の耐震診断基準である、2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」(一般財団法人 日本建築防災協会発行)に準拠した耐震診断が行えます。詳細な計算過程までを網羅した計算書が作成できます。
全国の自治体が行う耐震診断・耐震改修費用の助成申請にお使いいただけます。

耐震診断 基本・オプション
耐震診断 基本・オプション

ポイント

平成30年4月から流通が開始する「安心R住宅」(「安心R住宅」の標章の使用許諾を受けた中古住宅)は、耐震性などの基礎的な品質が要件の1つです。建物のインスペクション(建物状況調査等)が行われた後の検査基準適合書としても「耐震Pro」で作成した耐震診断書をお使いいただけます。

一般診断法(上部構造評点算出法)

耐震補強の要否を判断することを目的とします。
建物の代表的な部位の診断となるため平均的な評価となります。建物の持つ耐力(保有耐力)を「設計上の耐力」「壁のバランス(4分割法)」 「劣化度(建物全体)」の3要素から求めます。
必要耐力計算は、総2階・総3階を想定した「略算法」と、各階の床面積の比率を考慮した「精算法」の2種類から選べます。
(参考:学ぼう!ホームズ君 よくわかる一般診断法
総合評価は、各階各方向ごとに「倒壊しない」から「倒壊する可能性が高い」の4段階で表されます。 診断結果をグラフ表示や3次元CG表示することで、地震被害が想定される箇所を視覚的に表現します。

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一般診断 CAD

▲CAD

一般診断 CAD

▲CAD

一般診断 判定

▲判定

一般診断 グラフ

▲グラフ

精密診断法1(上部構造評点算出法)

補強が必要かの最終的な判断を行うための診断方法です。
また、補強後の耐震性の診断としても精密診断を行うこととされています。壁ごとの耐力を詳細に設定でき、さらに部位ごとの劣化度を考慮する ことで正確な耐力の診断が行えます。
保有耐力計算は、「設計上の耐力」「偏心率」や「劣化度(部位毎)」を考慮し実際の耐力を計算しています。煩雑な入力作業も自動機能や一括入力 機能を使えば簡単です。
必要耐力計算は、各階の床面積の比率を考慮した「略算法」と、「建築基準法施行令88条の2に準じて求める方法」の2種類から選べます。 特に後者は、各部位の単位荷重を用いて建物の重量を精緻に考慮し、建物に作用する地震力に応じた必要耐力計算が行えます。
(参考:学ぼう!ホームズ君 よくわかる精密診断法
総合評価は、一般診断と同じく各階各方向ごとに「倒壊しない」から「倒壊する可能性が高い」の4段階で表されます。

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精密診断 CAD

▲CAD

精密診断 CAD

▲CAD

精密診断 判定

▲判定

精密診断 グラフ表示

▲3次元CG表示

精密診断法2(限界耐力計算) ※【限界耐力計算オプション】(別売)が必要です

(一財)日本建築防災協会発行「木造住宅の耐震診断と補強方法」の「限界耐力計算による方法(精密診断法2)」に対応しています。
制振装置による耐震補強工事により有効な診断法と言われています。

限界耐力計算

精密診断法2(保有水平耐力計算) ※【保有水平耐力計算オプション】(別売)が必要です

(一財)日本建築防災協会発行「木造住宅の耐震診断と補強方法」の「保有水平耐力計算による方法(精密診断2)」に対応しています。 幼稚園、保育所、集会所、店舗など、高い階高や大スパンの木造建築物に有効な診断法と言われています。

保有水平耐力計算
保有水平耐力計算

建築基準法(2025年法改正対応)

確認申請時に必要な耐震性能チェックが瞬時に行えます。
建築基準法で定められた壁量計算を行ない、必要壁量および存在壁量をもとに基準法の判定を行ないます。壁配置の都度、重心・剛心・偏心率・壁量チェックを行なっており、適切な壁配置のシミュレーションが可能です。柱接合部(N値計算)では、使用する金物を任意に設定・変更することができます。
2025年法改正では、4号特例の見直しが行われ、新2号建築物(2階建て以上、または、200㎡超の建築物)については確認申請で構造審査が必須となります。また、これに伴って同改正(2025年改正)で見直された構造基準の強化(令46条 新壁量係数や柱の小径)に準じた計算書の提出が必要になります。

壁量計算・偏心率

建築基準法で定められた壁量計算を行ないます。
基準法上の必要壁量及び存在壁量より、基準法の判定を行ないます。
壁配置の都度、重心・剛心・偏心率・壁量チェックを行なっており、適切な壁配置のシミュレーションが可能です。
偏心率においては、計算過程の数値を示した偏心率計算表も出力可能です。

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壁量計算 CAD

▲CAD画面

壁量計算 判定

▲判定

壁の配置(平面4分割法)

建築基準法で定められた壁配置のバランス計算(四分割法、壁量充足率・壁率比)を行ないます。
建物平面を各方向ごとに4等分したときの両端の壁量の充足率や壁率比を計算し、壁配置のバランスを判定します。
計算根拠となる壁量充足率や 壁率比の明細値を表やグラフでわかりやすく表示します。

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壁の配置 CAD

▲CAD画面

壁の配置 判定

▲判定

柱の小径(令第43条、告示第1349号)

建築基準法で定められた壁配置のバランス計算(四分割法、壁量充足率・壁率比)を行ないます。
建物平面を各方向ごとに4等分したときの両端の壁量の充足率や壁率比を計算し、壁配置のバランスを判定します。 計算根拠となる壁量充足率や 壁率比の明細値を表やグラフでわかりやすく表示します。

柱頭柱脚金物算定(N値計算) ※【N値計算オプション】(別売)が必要です

改正建築基準法施行令第47条「構造耐力上主要な部分である継手又は仕口」では、国土交通省告示1460号「木造の継手及び仕口の構造方法を定める件」に よって
 手法1:表から接合金物を選択する
 手法2:接合金物を選択するための算定式から導き出された値(N値)から継手・仕口の仕様を決定する
のどちらかを行うように定められています。
本システムはより精度の高い手法2を採用しています。


確認申請図書作成(構造審査) ※【N値計算オプション】(別売)が必要です

2025年法改正に伴い、4号特例縮小となり、新2号建築物(木造2階建て以上、または、延べ面積200㎡超)についても、構造関係規定の審査が必須となります。構造審査を仕様規定でうける場合は、「壁量計算」「柱頭柱脚接合部(※N値計算オプションが必要)「壁の配置バランス」「柱の小径」に関する計算書や図面を提出することが必要となります。
指定確認検査機関である日本ERI株式会社様、ハウスプラス確認検査株式会社様のご協力のもと、審査に必要な情報がもれなく、わかりやすく記載されているか、ホームズ君の計算書および図面について確認いただき、これに基づきブラッシュアップしました。
ホームズ君「耐震診断Pro」で作成する計算書や図面を提出すれば、建築確認申請の審査がスムーズになります。

■ 壁量平面図

壁量平面図

■柱負担面積根拠図

柱負担面積根拠図

耐震補強設計支援機能

自動機能で補強計画も効率UP!

ボタンひとつで、効果的な場所に耐力壁・金物を追加し、補強案を作成します。
補強箇所を3次元CGですぐに確認可能。実務者の作業効率UPに貢献します。


耐震補強設計支援機能
耐震補強設計支援機能

データ連携機能

他のホームズ君製品とのデータ連携も可能

ホームズ君「あっと簡単見積」とのデータ連携により、詳細な数量拾いを行うことができます。
            
ホームズ君「省エネ診断エキスパート」とのデータ連携により、耐震改修と断熱改修の検討を同時に行うことができ、長期優良住宅化リフォーム推進事業などの申請にもお使いいただけます。


住宅性能診断士 ホームズ君「あっと簡単見積」
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住宅性能診断士 ホームズ君「省エネ診断エキスパート」
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