省エネ診断エキスパート 過去のバージョンアップ情報
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300㎡未満の住宅・建築物での説明義務制度が2021.4.1から開始
『改正建築物省エネ法 改正のポイント』
『ホームズ君が考える説明義務』
Ver4.24バージョンアップ内容(2022/04/05)
1. 断熱等性能等級5,6,7および一次エネルギー消費量等級6(基本機能)
住宅性能表示制度が改定され、住宅性能表示制度の新しい上位等級に対応可能となりました。
ただし、品確法の施行のタイミングは以下のとおりです。
・2022年4月1日施行:「断熱等性能等級5」および「一次エネルギー消費量等級6」
・2022年10月1日施行:「断熱等性能等級6」「断熱等性能等級7」
2. HEAT20 設計プランで計算できる住宅シナリオ機能(パッシブ設計オプション)
HEAT20(※1)が提唱する『住宅シナリオ』(※2)を設計中のプランについて計算する機能が追加されます。
*1 HEAT20は、一般社団法人 20 年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会の略称です。HEAT20は、低環境負荷・安心安全・高品質な住宅・建築(以下、住宅等と称す)の実現のため、主として居住空間の温熱環境・エネルギー性能、建築耐久性の観点から、外皮技術をはじめとする設計・技術に関する調査研究・技術開発と普及定着を図ることを目的としています。
http://www.heat20.jp/
*2 HEAT20 『住宅シナリオ』
http://www.heat20.jp/jyutakuninsho/jyutakusystem.html
HEAT20 『住宅シナリオ』は、室温(NEB)、エネルギー(EB)、それぞれに二つの指標で説明します。
HEAT20が提案する住宅外皮水準G1~G3が目指すべきものは、住宅省エネ基準のような外皮平均熱貫流率UA値を満たすことではなく、地域区分毎に規定した『住宅シナリオ』を満たすことにあります。外皮平均熱貫流率UA値を満たすことは、あくまでその目安にすぎません。
設計プランによる住宅シナリオ計算書
- 間取り
- 設計プラン
- 外皮仕様
- 設計仕様
- 気象地点
- 対象地点
- 隣棟
- 考慮する・しないを選択可
3. 外皮計算の変更に対応
2022年4月に更新された最新の外皮計算方法に対応しました。主な変更点は以下の通りです。
- 1. 基礎の線熱貫流率の計算方法「基礎形状によらない値を用いる方法」を採用した場合の線熱貫流率の値を変更
- 2. 「欄間付ドア、袖付ドア」の評価方法を変更
- 3. 開口部の日よけ効果係数の算出において開口部の下方に位置する日よけを評価しないよう調整
Ver4.23バージョンアップ内容(2022/03/14)
HEAT20住宅システム認証対応 住宅シナリオ計算書機能(パッシブ設計オプション)
HEAT20が実施する『住宅システム認証』の申請に対応した、住宅シナリオ計算書を出力することができます。
HEAT20 『住宅システム認証』(*1)とは、HEAT20(*2)が実施している認証制度で、戸建住宅の高断熱化の推進・普及のため、「HEAT20 G1~G3水準」の住宅シナリオに適合する住宅システムを認証するものです。
認証のための審査は、HEAT20に設置される認証委員会で行われます。住宅の暖房時の温熱環境、暖房負荷の低減及び遮熱、通風、換気、暖冷房の設計・計画について審査が行われます。設備機器の省エネ性能については評価の対象にはなりません。 ホームズ君の『HEAT20住宅シナリオ計算書』(住宅システム認証申請用)は、上述の審査でルート2のG2,G3の認証において認められている申請用図書で、申請後、認証委員会にて認証水準に達していると認められた場合にHEAT20から認証書が交付されます。
*1 HEAT20 『住宅システム認証』
http://www.heat20.jp/jyutakuninsho/jyutakusystem.html
*2 HEAT20は、一般社団法人 20 年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会の略称です。HEAT20は、低環境負荷・安心安全・高品質な住宅・建築(以下、住宅等と称す)の実現のため、主として居住空間の温熱環境・エネルギー性能、建築耐久性の観点から、外皮技術をはじめとする設計・技術に関する調査研究・技術開発と普及定着を図ることを目的としています。
http://www.heat20.jp/
標準モデル住宅プランによる住宅シナリオ計算(HEAT20住宅システム認証制度申請用)
- 間取り
- 標準モデル住宅
- 外皮仕様
- 設計仕様
- 気象地点
- 地域内の最も暖房負荷の大きい地点
- 隣棟
- 考慮しない
計算に用いる住宅モデルは、『平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説Ⅱ住宅』の延床面積120.08m2のプランを用いています(下図)。
1~3地域と4~7地域では、窓やドアの外皮面積合計に占める割合が異なります。
機械常時換気、局所換気の換気量、換気スケジュールは、『住宅事業建築主の判断の基準におけるエネルギー消費量計算方法の解説』記載の条件と同じです。
Ver4.22バージョンアップ内容(2022/02/08)
1. 新帳票 施主向け『絵でみる光熱費・室温シミュレーション』の追加(基本機能)
建物の省エネ性能を光熱費と室温に注目して、施主に説明するための新帳票です。
建築物省エネ法に基づき算出する外皮性能(UA値、ηAC値)、および、一次エネルギー消費量計算の結果から、光熱費と室温を示します。また、プラン比較をすることで、それらの結果の良し悪しを理解しやすくなっています。
光熱費は、設備別(暖冷房・換気・給湯・照明・発電等)や月別表示も可能です。
室温では部屋別に床・壁・窓・天井の表面温度と各室温から体感温度を求めます。また、部屋別の温度差を示し、住宅内の快適性を説明することができます。
また、共同住宅等についても、出力可能としました。ただし、集合住宅として建築物省エネ法に基づき外皮性能(UA値、ηAC値)、および、一次エネルギー消費量計算を予め行っていただく必要があります。(国研)建築研究所から提供されている計算シート等で行った上で、ホームズ君にそれらの結果を手入力いただきます。
2. 光熱費のエネルギー単価設定に季節変動単価や夜間電力単価を追加(基本機能)
各種帳票において、光熱費を示す際の単価設定をきめ細かくできるようになりました。 季節変動の単価や夜間電力単価などを設定できます。
3. 一次エネルギー消費量の計算式のバージョンアップ(基本機能)
(国研)建築研究所が公開している、エネルギー消費性能の算定方法の最新の計算式(ver3.1.2)に対応しました。
また、コージェネレーション設備も対応しました。
4. HEAT20 G3対応(基本機能)
(一社)HEAT20発行の『HEAT20設計ガイドブック2021』に基づき新しいグレードG3に対応しました。 外皮仕様のおすすめ仕様でHEAT20 G3水準が選択可能となり、UA値による判定も行えるようになりました。 あわせて、G1,G2のおすすめ仕様も見直しました。
5. 室温・動的熱負荷計算モードで、HEAT20 G3水準と比較する機能を追加(パッシブ設計オプション)
室温・動的熱負荷計算モードにおいて、比較プランとして、HEAT20 G3水準との比較ができるようになりました。
6. 壁結露判定画面の印刷機能を追加(パッシブ設計オプション)
壁結露判定画面(定常計算)の計算結果を印刷できるようになりました。
自治体等で必要とされる場合の添付図書として活用できます。
Ver4.21バージョンアップ内容(2019/08/02)
断熱等性能等級計算書の機能強化(基本機能)
暖房期の日射熱取得計算の根拠の出力に対応いたしました。一次エネルギー消費量の計算過程として、外皮性能について、詳細版でなくても概要版図書で完結するようになりました。
基礎の線熱貫流率の計算方法[基礎形状によらない値]に対応(基本機能)
基礎形状や断熱材の有無、施工位置によらず土間床上端と地盤面の高さの差に応じて評価する「基礎形状によらない値」に対応いたしました。
日除け効果係数の計算に標準機能で対応(基本機能)
2021年4月1日から完全施行された改正建築物省エネ法で規定された日除け効果係数の計算について、ホームズ君上で計算を実行できるようになりました。
Webプログラムで計算した結果を転記する手順が不要となりました。
開口部詳細計算機能(パッシブ設計オプション)
性能の高いガラス、および、フレームについて、実情にあった性能での、開口部の計算が行えるようになりました。窓種別、フレーム、中空層、および、ガラス部のU値η値τ値を指定することが可能で、これらの性能値をもとにした、室温・熱負荷シミュレーションを行えるようになりました。また、レースカーテン等の付属物の性能も詳細に設定することも可能です。
※注意事項:ここで求められる性能値は、建築物省エネ法の適合判定には使用することができません。
その他
-
外皮モードの機能「おすすめ仕様」において開口仕様を調整(基本機能)
-
室温・暖冷房負荷計算における窓開閉設定機能の強化(パッシブ設計オプション)
-
室温・暖冷房負荷(1日)の助走計算日数の設定を調整(パッシブ設計オプション)
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