常時微動による耐震診断とは?
地表面・建築物が常に微小な振幅で振動している現象を「常時微動」といいます。
この建物の微小な揺れを小型・高性能の加速度センサーを使って計測します。計測されたデータを解析し、建物の固有振動数※を算出します。
(※固有振動数…単位はヘルツ(Hz) 1ヘルツは1秒間に1回の周波数・振動数)
木造住宅は構法、間取り、壁、接合部の仕様などの違いにより、それぞれ異なる固有振動数を示します。この常時微動の計測結果によって求められる固有振動数は木造住宅の剛性を示すため、建物の耐震性を評価する指標の一つとして利用することができます。
固有振動数と耐震性の関係
建築年および構法(工法)と固有振動数の関係
建築年および構法(工法)と固有振動数には関係があります。
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建築年と固有振動数に相関性がある
新しい建物ほど固有振動数が高い(揺れが小さい)傾向がある。 -
構法(工法)による固有振動数の違いがある
(2×4工法)>(在来軸組構法)>(伝統的構法)
建物の耐震性は建物の剛性(かたさ)だけで決まるのではなく、建物の基礎、経年劣化による接合部のゆるみ、腐朽度合いなどにより影響を受けます。正確な耐震性を調査するには、専門家による耐震診断(精密診断)の結果も合わせてご判断ください。
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