バージョンアップ情報
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Ver.5.00 アップグレード内容 (2024年10月1日発売)
※Ver.5.00以降は、32ビット版(x86)パソコンは動作保証外となります。
1.2025年4月施行:改正建築基準法対応(木造の構造関係規定等の改正)
参考:学ぼう!ホームズ君 [2025年法改正]4号特例見直し、構造基準の改正
国土交通省作成 広報ツール
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「壁量計算」(令第46条 第4項)
・2000年の改正建築基準法の仕様規定では、壁量計算は「重い屋根・軽い屋根」の2択により壁量係数が求められていましたが、2025年基準では各部分の建物仕様により想定される荷重ごとに求めるようになります。求める手段として、早見表(方法A)や表計算ツール(方法B)が提供されますが、ホームズ君なら表計算ツールに基づく算定を、わかりやすい入力画面で仕様を指定していくだけで行えます。どの部分の仕様を問われているかについても、イラストやヘルプを参照すれば、迷わず、間違えず行えるようになっています。
・2025年基準では必要壁量が増えますが、耐力壁だけでなく準耐力壁を考慮することができるようになります。ホームズ君なら、準耐力壁を考慮した適合判定や、これらの適合判定に伴う制限事項なども瞬時に確認できます。
・これまで設計基準としていた2000年基準に対して、2025年基準がどのくらい強化されているのか、壁量係数を比較することができます(グラフ表示も可能です)。
・経過措置として2026年3月までは2000年基準で確認審査を受けることができますが、2000年基準を最低限の壁量で設計した場合、この住宅は経過措置期間が終了次第、既存不適格住宅となってしまいます。早いタイミングから、2025年基準を意識した設計をお勧めします。
※ホームズ君では構造計算(許容応力度計算)による検定も可能です。2025年基準による構造計算(許容応力度計算)の改定内容については、下部の「許容応力度計算」(令第82条の6、告示第1100号 第5)の説明を参照ください。
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「壁の配置」4分割法(告示第1100号 第4)
・壁量計算と同じく必要壁量と存在壁量の計算方法を変更
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「柱頭柱脚金物算定」N値計算(告示第1460号 第二号ただし書き)
・壁1か所あたりの合計壁倍率の上限を従来の5倍から7倍に引き上げ
・倍率が1.5を超える準耐力壁が取り付く柱を計算対象とする
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「柱の小径」(令第43条、告示第1349号)
・2025年改正建築基準法では、柱の小径は、早見表(方法A)や表計算ツール(方法B)により求めることができますが、ホームズ君では、上記表計算ツール(方法B)の方式にならい、以下の3つの算定方法による検定が可能です。
①座屈の検定式(樹種:すぎ固定)、②座屈の検定式(樹種:任意選択)、③柱の負担面積・③の柱の負担面積による計算方法では、プログラムが自動的に柱ごとの負担面積を求め画面上に表示します。それぞれの柱の負担度合いを直感的に確認することができます。一方、建物荷重、柱の樹種や寸法などより柱の負担可能面積を求め検定を行います。その面積のOK/NGを確認することができます。
・③の方法は、①②で不適合となり、柱の小径を大きくすることが難しい際に、柱の数や配置を調整して基準に適合させたい場合などに有効です。
※ホームズ君では構造計算(許容応力度計算)による検定も可能です。2025年基準による構造計算(許容応力度計算)の改定内容については、下部の「許容応力度計算」(令第82条の6、告示第1100号 第5)の説明を参照ください。
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「許容応力度計算」(令第82条の6、告示第1100号 第5)
・2025年改正では、2階建てまたは平屋の建築物で許容応力度計算(構造計算)により安全性を確認する場合は、壁量計算の省略が可能となります。
・従来は、許容応力度計算(構造計算)を行う場合も、壁量計算(令第46条 第4項)に適合することが必要でした(JAS材等による46条2項ルートを除く)。つまり、構造計算による設計であっても壁量の仕様規定がかかっていたため、設計の自由度に限界があり、比較的開口部の多い設計がしづらかったといえます。
今回の改正により、構造計算で設計するメリットとして壁量計算が適用除外となり、設計の自由度があがります。
2.確認検査機関での審査がスムーズに(計算書・図面強化)
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2025年法改正に伴い、4号特例縮小となり、新2号建築物(木造2階建て以上、または、延べ面積200㎡超)についても、構造関係規定の審査が必須となります。構造審査を仕様規定でうける場合は、「壁量計算」「柱頭柱脚接合部」「壁の配置バランス」「柱の小径」に関する計算書や図面を提出することが必要となります。
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指定確認検査機関である日本ERI株式会社様、ハウスプラス確認検査株式会社様のご協力のもと、審査に必要な情報がもれなく、わかりやすく記載されているか、ホームズ君の計算書および図面について確認いただき、これに基づきブラッシュアップしました。
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ホームズ君「構造EX」で作成する計算書や図面を提出すれば、建築確認申請の審査がスムーズになります。
3.建築基準法ナビ・品確法耐震等級ナビ(目標耐震等級を満たすための最適な耐力壁自動配置)
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建築基準法の仕様規定(壁量計算、壁の配置、N値計算、柱の小径)に適合するように耐力壁、柱を自動配置します。
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目標とする構造性能レベルを設定できます。(建築基準法、品確法耐震等級2、品確法耐震等級3)
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壁配置のバランス評価方法は、「偏心率」「四分割法」または「両方」を選択できます。
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柱の小径のチェックも同時に行い、荷重を一番多く負担している柱を自動選定し、基準を満たしているかをチェックします。
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床倍率の規定も考慮し、耐力壁の位置を決定します。
4.構造3Dビューア(建築基準法モードの追加)
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壁量計算(必要壁量・存在壁量)、壁の配置(偏心率・四分割法)、柱頭柱脚接合部(N値・金物)、柱小径(負担面積・検定比)などを建物3Dモデル上に表示します。上下階の不整合の確認はもとより、各構造規定の検定について、直感的に確認しやすくなります。最低限で検定OKになっているのか、あるいは、どれぐらい余裕をもっているのか、設計者の判断に役立ちます。
壁量計算(必要壁量・存在壁量)
壁の配置(偏心率・四分割法)
柱頭柱脚接合部(N値・金物)
柱小径(負担床面積・検定比)
5.【BIM】VectorWorks Architectデータ連携
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ベクターワークスジャパン株式会社のBIMソフトウェア「VectorWorks Architect」とのデータ連携機能を追加しました。
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中間ファイルを経由せずに直接データ連携を行うため、スムースでスピーディーにデータが取り込めます。
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本バージョンでは、「VectorWorks Architect」からホームズ君「構造EX」へのデータ連携のみの機能です。
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連携可能項目(入力状態により連携できない場合があります)
通り芯 、高さ情報、屋根
壁、柱、通し柱 、部屋(間取り)、開口部(窓、ドア)、バルコニー
梁・桁 、母屋、棟木、隅木、谷木、小屋束、登り梁、土台、大引、火打
床束、基礎梁 -
今回「VectorWorks Architect」とのデータ連携が可能となったことで、すでに連携対応している「ArchiCad」「Revit」とともに、ホームズ君「構造EX」と主要BIMソフトウェアとの連携の幅が広がりました。
6.斜め壁入力の強化(斜めグリッド・斜め補助線)
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斜め壁の入力が簡単に行えるようになります。これまでは、交点を正しく押さえにくく、ずれやすくなっていましたが、これが解消されます。
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グリッド全体を指定角度で傾斜させることができるようになりました。通常の直行グリッドとの組み合わせも可能です。
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特定の壁線のみが斜めになっている場合、部分的に「斜めの補助線」を追加することもできます。
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各グリッド線や補助線の交点をマウスでクリックができるようになりました。
7.伏図表現改善(伏図モード、許容応力度計算モード)
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評価機関(審査側)や実務者のご意見を伺い、各種伏図のレイアウト、記号や凡例、フッター等の表記を改善しました。
Ver.4.05 バージョンアップ内容 (2024/02/14リリース)
1.【伏図】【許容】高さ調整箇所チェック機能を追加(壁高さ、天井高さ、床高さ、片持ち梁)
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梁の高さを任意に変更した際に、取り付く壁や床・天井の高さを変更する必要がある箇所を強調表示します。
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強調表示された箇所について、設計者判断で「壁高・横架材間高変更」「床高・天井高変更」を行えるようになります。
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伏図で梁を入力した際に梁の端部が受ける梁に意図せず届いていない場合などに注意喚起します。
2.【許容】柱頭柱脚計算書に使用金物一覧表を追加
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計算書の「2.使用構造材料一覧表」-「(6)接合部検定に使用する接合金物等の短期許容耐力」を「7.7 柱頭柱脚接合部の引抜力に対する検定」内にも表記するようにしました。
3.【梁せい算定・許容】緩勾配(1寸以下)屋根の荷重伝達選択機能を追加
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通常の屋根の荷重伝達は「垂木」⇒「母屋」⇒「小屋束」⇒「小屋梁」と流れますが、緩勾配の屋根などの場合は、設定を変更することで、「母屋」「小屋束」を入力することなく、屋根荷重を等分布荷重として「小屋梁」に直接負担させることができます。
4.【梁せい算定・許容】下屋の荷重伝達仕様を変更
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下屋(垂木)の取り付く外壁の直下の梁に屋根荷重を伝達します。
5.【基礎】アンカーボルト自動配置条件を変更
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ホールダウン専用アンカーボルト(M16)の柱からの離れ寸法に「0mm」を設定可能としました。(柱の直下に取り付く柱脚金物に対応)
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M12のアンカーボルトとM16は近接する位置にも配置可能としました。
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M16アンカーボルトが取付く柱付近の土台止めM12アンカーボルトを省略する選択肢を追加しました。(フラット35仕様書より)
6.【伏図】継手の移動機能を追加
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一度入力した継手の位置を直接マウスで移動可能としました。
7.【耐震等級】耐震等級計算書の耐力壁一覧表に大臣認定番号を表記
Ver.4.03 バージョンアップ内容 (2023/07/31リリース)
【ご注意】Ver.4.03のインストール・ご使用に必要な環境
▼①「Windows 10 バージョン 20H2 以上」が必要
構造EX「Ver.4.03以上」をWindows 10 へインストールするには、
「Windows 10 バージョン 20H2 以上」(2020/10/20リリース) である必要があります。
「Windows 10 バージョン 20H2 より古い」バージョンをお使いの場合、Windows Updateにより、
できるだけ新しいバージョンへバージョンアップしていただく必要があります。
(Windows 11 については特に制約はありません)
▼②「.NET Framework 4.8.1」が必要
構造EX「Ver.4.03以上」をインストールするには、マイクロソフト社のライブラリ「.NET Framework 4.8.1」が必要です。
「.NET Framework 4.8.1」がご使用のパソコンにインストールされていない場合、構造EXのインストール時にインストールが
実行されますので、画面の指示に従ってインストールをお願い致します。
1.JW-CADとの連携を強化
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JW-CADとの連携を強化します。これまではDXFファイルを下絵として表示することまででしたが、JWW形式でも下絵表示が可能となりました。
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レイヤーごとに入力された主要部材(柱・壁)を、JWW形式ファイルから、それぞれ、ホームズ君の柱・壁として取り込むことが可能です。
※JWW形式ファイルから壁・柱を取り込むためには、所定の書式でJWWファイルを作成する必要があります。
2.出力図書の改善
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2023年4月に行ったユーザー様アンケートに基づき、主に図面のフォーマットや表現の改善を行います。
3.天窓・高窓対応
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Ver.4.02の二段窓の追加に加えて、天窓・高窓に対応しました。
※ホームズ君「省エネ診断エキスパート」とのデータ連動も可能です。
4.その他の機能改良
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面材詳細計算法オプションの計算書内の計算式位置ずれへの対応
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伏図のDXF出力でアンカーボルトはM12とM16で出力レイヤを分けて出力
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柱壁伏図のDXF出力では面材記号、筋かい記号のレイヤを分けて出力
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柱壁伏図のDXF出力で柱のサイズを一回り小さく
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伏図の表示設定で屋根の流れ方向を表示
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固定荷重の初期値を追加(ガルバリウム鋼板、窯業系サイディング、FRP防水等)
Ver.4.02 バージョンアップ内容 (2023/02/21リリース)
「Ver.4.02」の基礎の計算結果は、「Ver.4.01x以前」と一部結果が変わる場合があります。
「Ver.4.01x以前」と同じ結果が必要な場合、「Ver.4.02」へのバージョンアップ時に
自動的にバックアップされる「Ver.4.01x以前」のプログラムで計算を行ってください。
1.【基準法】2025年法改正:「ZEH水準」壁量計算に対応
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2025年の建築基準法改正で導入が予定されている、建築基準法の壁量計算の「ZEH水準等」の基準に対応しました。
(建築基準法施行令 第46条第4項関連 方法①および②)
■参考:「ZEH水準等」の木造建築物に関する情報
※下記ページの内容は、2023年2月時点で「案」や「予定」等の未確定の情報です。
今後変更になる可能性がありますので、ご注意ください。
▼(1) 国土交通省:『2025年4月(予定)からZEH水準等の木造建築物の構造基準が変わります』
https://www.mlit.go.jp/common/001500389.pdf
▼(2) 国土交通省:『木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の基準(案)の概要』
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/content/001519525.pdf
▼(3) 日本建築防災協会:「ZEH水準等」の壁量計算の『方法①』の『試算例(早見表)』
https://www.kenchiku-bosai.or.jp/files/2022/10/資料2ZEH水準等の建築物の床面積あたりの必要壁量の試算例.pdf
▼上記ページの掲載元
※(2)…国土交通省:『木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための
必要な壁量等の基準(案)の概要の公表について』
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/jutakukentiku_house_tk_000166.html
※(3)…日本建築防災協会:『ZEH必要壁量等関係』
https://www.kenchiku-bosai.or.jp/srportal/zeh_wall/
2.【基準法】2025年法改正:柱の小径・細長比判定機能を標準機能(オプション不要)で
使用可能に変更
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2025年の建築基準法改正で導入が予定されている、ZEH水準等の建築物等に対する「柱の小径・細長比」の検定機能を標準機能(オプション無し)で使用可能にしました。
(建築基準法施行令 第43条第1項関連)
(従来は、有償の「伏図・梁せい算定」オプションが必要でした)
3.【全体】2025年法改正(関連):二段窓の入力・計算・「省エネ診断」連携に対応
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ご要望を多くいただいていた、いわゆる「二段窓」の入力、構造関連の各計算、ホームズ君「省エネ診断 エキスパート」との連携に対応しました。
2025年の法改正では、建築基準法による構造規定の変更だけでなく、建築物省エネ法による省エネ基準への適合が義務化される予定です。
これらの法改正項目について、
ホームズ君「構造EX」で構造設計(前述の壁量計算や柱小径等)を
ホームズ君「省エネ診断」で省エネ設計(外皮性能の判定、一次エネルギー消費量の判定等)を
それぞれ対応可能ですが、「二段窓」については、これまで対応していたのは「省エネ診断」のみでした。
今回「構造EX」も「二段窓」に対応した事により、これまで「構造EX」と「省エネ診断」の間にあった、
3Dや図面の見た目の違いや、プラン変更等すると両方のアプリで再入力する手間が発生していた点が、解消や緩和されます。
これにより、これまでもホームズ君がご提供してきており特に2025年の法改正後に重要になると思われる、
構造設計と省エネ設計のシームレスな作業を行う事が、より容易になります。
なお、ホームズ君「省エネ診断」では対応済である、いわゆる天窓(トップライト)や高窓(桁より高い位置にある窓)には、
ホームズ君「構造EX」は今回はまだ対応していませんが、これらについても今後対応予定です。
4.【BIM】BIMソフト「Archicad」データ連携機能追加
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Graphisoft社のBIMソフトウェア「Archicad」とのデータ連携機能を追加しました。
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中間ファイルを経由せずに直接データ連携を行うため、スムースでスピーディーにデータが取り込めます。
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本バージョンでは、「Archicad」からホームズ君「構造EX」へのデータ連携のみの機能です。
▼連携可能項目(入力状態により連携できない場合があります)
通り芯 、高さ情報、屋根
壁、柱、通し柱 、部屋(間取り)、開口部(窓、ドア)、バルコニー
梁・桁 、母屋、棟木、隅木、谷木、小屋束、登り梁、土台、大引、火打
床束、基礎梁
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今後はさらに、連携可能項目を増やし、双方向のデータ連携に向け機能強化を図ります。
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連携可能BIMソフトも追加していく予定です。(VectorworksArchitect 等)
※ 本機能を利用するには「Archicad 25」以上がインストールされている環境が必要です。
5.【基礎】独立基礎の検定機能を追加
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ご要望を多くいただいていた、独立基礎の検定機能を追加しました。
(一社)日本建築学会「小規模建築物基礎設計指針」に記載の方法に基づいた検定を行います。※独立基礎の寸法・配筋に関する詳細図、伏図、DXF出力、CEDXM入出力には今回は対応していません。今後対応予定です。
6.【基礎】べた基礎の外部袖壁下の基礎を布基礎として検定する機能を追加
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ご要望を多くいただいていた、べた基礎の外部袖壁下の基礎を布基礎として検定する機能を追加しました。
通常の布基礎と同様、長期接地圧や底盤の検定を行います。※当該布基礎の寸法・配筋等に関するDXF出力、CEDXM入出力には今回は対応していません。今後対応予定です。
Ver.4.00 バージョンアップ内容 (2022/10/05リリース)
1.【全体】中大規模建築物の計算の最適化(計算処理速度向上、処理可能面積の拡張)
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従来より、ホームズ君「構造EX」「許容応力度計算オプション」では、中大規模木造建築物の構造計算に対応しておりましたが、特に大規模な建物になると部材点数の増加に伴い、計算処理に時間がかかる、一括で印刷が行えない場合がございました。
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今回、プログラム開発基盤を刷新したことにより、特に中大規模建築物について処理可能面積の拡張、許容応力度計算の高速化、3D表示の高速化、印刷がスムースに行えるようになる等の向上を図りました。
例)延床面積が1200㎡規模の福祉施設の場合 許容応力度計算処理時間: 約39秒 ⇒ 約19秒
面積の大きな中大規模建築物で処理速度向上が顕著になります。(-40%~-50%程度)
※一部機能で条件によっては従来よりも処理に時間がかかる場合がございます。予めご了承ください。
2.【全体】BIMソフト「Revit」データ連携機能追加
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数あるBIMソフトウェアの中から、特にホームズ君ユーザー様からご要望の多かった、AutoDesk社の「Revit」とのデータ連携が行えます。
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中間ファイルを経由せずに直接データ連携を行うため、スムースでスピーディーにデータが取り込めます。
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本バージョンでは、「Revit」からホームズ君「構造EX」へのデータ連携のみの機能です。
▼連携可能項目(入力状態により連携できない場合があります)
通り芯 、高さ情報、屋根
壁、柱、通し柱 、部屋(間取り)、開口部(窓、ドア)、バルコニー
梁・桁 、母屋、棟木、隅木、谷木、小屋束、登り梁、土台、大引、火打、床束
基礎梁 -
今後はさらに、連携可能項目を増やし、双方向のデータ連携に向け機能強化を図ります。
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連携可能BIMソフトも追加していく予定です。(ArchiCAD、VectorworksArchitect)
※ 本機能を利用するには「Revit2022」以上がインストールされている環境が必要です。
3. 【全体】住木センター電算プログラム認定を「Ver.4.00」に更新
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ホームズ君「構造EX」の住木センター電算プログラム認定の対象バージョンは、2022年9月28日以降は「Ver.4.00」となります。
【注意】「Ver.3シリーズ」は認定プログラムではなくなります。
▼認定情報
・認定商品名:住宅性能診断士 ホームズ君「構造EX」 Ver.4.0
・認定番号:P04-02
・有効期限:令和6年(2024年)12月31日
4.【基礎】人通口の配筋、寸法自動設定機能追加
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2つの自動機能を新たに追加することで、これまで手間がかかっていた人通口の構造計算・NG解消が簡単に行えるようになります。
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①最適位置設定:
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②自動配筋設定:人通口に必要となる主筋本数、せん断補強筋ピッチを算出し自動設定が行えます。
5. 構造3Dビューア機能追加(荷重3Dモード)
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構造3Dビューアの「荷重・外力」―「鉛直荷重」に荷重3Dモードを追加しました。
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階ごと・部位ごとの荷重の内訳や、建物全体の荷重に対する割合もグラフで確認できます。
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建築基準法や耐震診断で定められている、軽い/重い/非常に重い建物の各部位の荷重を元に、
設計中の建物の荷重と比較することができます。 -
各部位をクリックすることで、該当する荷重を拾っている範囲を構造3Dビューア上で確認できます。
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太陽光パネル等の追加積載荷重や線荷重・点荷重等が、正しく設定できているかも確認しやすくなりました。
6.【許容応力度計算】検定NG解消アドバイス改善(項目追加)
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検定NG解消アドバイスの内容を、全般に見直し改善を行いました。
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サポートセンターで回答することの多いNG解消方法を多数追加しました。
Ver.3.92 バージョンアップ内容 (2022/08/17リリース)
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2022年8月17日リリースのホームズ君「あっと簡単見積」Ver3.50において、下記の木拾い機能が強化されました。それに伴い、ホームズ君「構造EX」はVer3.92にて対応いたしました。
【関連】ホームズ君「あっと簡単見積」Ver3.50 木拾い機能強化内容
木拾い機能を強化
(1)任意の「定尺材」に自動割り付け。割り付け結果を3Dで確認可能
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付属の「木拾い用木材単価マスタ」から部材毎に条件(樹種、寸法等)が合うものを
選ぶだけで単価設定が行えます。 -
プレカット見積の前段階において、「構造EX」で検討した伏図に基づいた木材の材積確認が行えます。
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「構造EX」で検討した伏図をもとにしているため、構造(木材費)の経済設計の参考として頂くことも可能です。
※定尺材への割付は、仕口・継手・ほぞ・プレカット加工等の寸法は含まない概算寸法によるものです。
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3画面(木拾い画面、割付詳細画面、木拾い3Dが連動しているため、割付結果の確認と単価入力が同時に行えます。
(2)単価の設定は、付属の「木拾い用木材単価マスタ」から部材毎に条件(樹種、寸法等)が合うものを選ぶだけ。
(単価は変更可能)
※本機能を利用頂くために必要なソフトウェアとオプションの構成
■ソフトウェア:ホームズ君「構造EX」 Ver.3.92以上
■必須オプション:「伏図・梁せい算定オプション(別売)」
その他、ホームズ君「あっと簡単見積」のバージョンアップ情報に関しては、こちらのページをご覧ください。
Ver.3.91 バージョンアップ内容 (2022/02/16リリース)
wallstat連携オプション:「wallstat Ver.5」に対応
「wallstat」Ver.5の特長は、計算時間の大幅な短縮です。
処理時間が最大で1/10に短縮されるので、今まで10分かかっていた計算処理が1分ほどで行えるようになります。
異なる地震波で揺らすなど様々なシミュレーションを待ち時間なく行うことができます。
【必ずご確認ください】
「wallstat」Ver.5を商用利用する場合、通常は、(一社)耐震性能見える化協会の会員登録が必要になります。
ただし、ホームズ君「構造EX」wallstat連携オプションのユーザー様の場合は、wallstatの開発者である中川貴文氏と(株)インテグラルが締結した「ソフトウェア使用許諾契約書」に基づく再許諾により、「wallstat」Ver.5をダウンロードして利用することができます。
利用にあたっては、「ソフトウェア使用許諾契約書」の確認とその遵守の同意が必要です。
「wallstat Ver.5使用許諾契約書の遵守の同意」画面
Ver.3.90 バージョンアップ内容(2021/12/21リリース)
1. 柱頭柱脚金物算定(N値計算):下階柱が直下にない場合のスパン逆比の処理を変更
柱頭柱脚接合部(N値計算)の算定条件で、”2階の柱の下に柱がない場合の計算法”を「1階の両側の柱が2階柱の引抜力を負担するものとして計算する」とした場合の1階柱の負担ルールを以下のように変更いたしました。
※本変更は、(公財)日本住宅・木材技術センターの木造建築物電算プログラム認定委員会により審査、承認いただいた仕様です。
■変更前Ver.3.8
2階柱の直下に1階柱がない場合、耐力壁と同じ方向に負担させる1階柱を検索する。
検索した結果、1階X方向の柱が1本しか該当しない場合はその柱に100%負担させる。
■変更後 Ver.3.9
2階柱の直下に1階柱がない場合、耐力壁と同じ方向に負担させる柱を検索する。
柱を検索する際に、直交する壁があればその壁の両側の柱にも負担させる。
負担割合はすべてスパン逆比とする。
2. 基礎:べた基礎の場合に1階の床荷重を「相殺する・しない」選択機能追加
べた基礎の基礎梁、底盤の各計算において、1階床荷重の扱いを選択可能としました。
選択肢は以下3つとなります。Ver3.8までと同じ条件となるのは(A)の選択肢です。
設計者の判断により、1階の床荷重(固定荷重、積載荷重)を相殺するかを判断ください。
- (A)固定荷重を相殺しない/積載荷重を相殺しない ※認定範囲
- (B)固定荷重を相殺する /積載荷重を相殺しない ※認定範囲
- (C)固定荷重を相殺する /積載荷重を相殺する ※認定範囲外
※上記選択肢(C)とした場合は、電算プログラム認定の範囲外となり計算書に認定番号が表示されません。
3. プログラム認定の有効期間の更新、上記1. 2.の変更認定
※(公財)日本住宅・木材技術センターの「木造建築物電算プログラム認定」制度
電算P04-02 ホームズ君「構造EX」Ver.3.9
・有効期間:2021年12月1日~2024年12月31日
電算P04-03 ホームズ君「構造EX」許容応力度オプション
・有効期間:2020年10月1日~2023年9月30日
4. 2020年4月の「JIS G3112:2010」の改正に伴い基礎の鉄筋の表記を変更
改正前「SD295A」⇒改正後「SD295」
改正前「SD295B」⇒改正後(廃止)※
※構造EX内ではデータ互換性を考慮し「*SD295B」と表示します。
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