本オプションをご利用いただくには、「構造EX」本体の他に【伏図・梁せい算定オプション】および【許容応力度計算オプション】が必要です。

【許容応力度計算オプション】の機能を拡張し、トラス単体の検定や中大規模木造建築の構造検討を可能とするオプションです。学校校舎や集会所などの公共施設をはじめ、高齢者向け施設や事務所、店舗、倉庫などの大スパンの木造空間が設計可能になります。一般流通材と住宅用接合金物、プレカットの活用を前提とし、経済的に短工期で中大規模建築が実現できます。
「キングポストトラス」「平行弦トラス」に対応しています。
（一社）中大規模木造プレカット技術協会（代表理事：東京大学大学院稲山正弘教授）の技術基準・トラスマニュアルに準拠しています。

• キングポストトラス

• 平行弦トラス

• 2段筋かい（層の高さ3m以上）

• 15倍面材耐力壁（両面）

• 高耐力柱脚金物（158kN）

• 平角柱（積層方向指定）

• 耐風火打ち

• 地中つなぎ梁基礎

キングポストトラスを構成する部材（登り梁・陸梁・斜材・真束・側束）の樹種や寸法（幅・せい）を設定します。
母屋接合部による断面欠損低減係数や、スパン比制限・絶対値制限などのたわみ制限を考慮して、キングポストトラス単体の検定を行います。

接合部ごとに検定を行うと同時に検定比を表示します。各節点において、ほぞの幅や長さ、せいを設定し、接合部や継手の検定を行います。
接合部は将来的に金物工法にも対応予定です。

従来より対応していたキングポストトラスに加えて、平行弦トラスに対応し、陸屋根の事務所や店舗、倉庫等の設計が可能になりました。
詳細仕様や構造計算方法は（一社）中大規模木造プレカット技術協会の「ＰＷＡ平行弦トラスマニュアル」に準拠しています。
一般流通材を用い接合部を住宅用プレカット機械で加工できるように考えられているため経済的に中大規模木造建築が実現可能です。

平行弦トラス設定画面

構造3Dビューアでの平行弦トラス表示