バージョンアップ情報

更新プログラムは、「ホームズ君マイページ」からダウンロードいただけます。
以前のバージョンアップの内容はこちらからご覧ください。

Ver.4.40 バージョンアップ内容(2024/4/18リリース)

1.(公財)日本住宅・木材技術センターの「電算プログラム認定」を更新

公益財団法人日本住宅・木材技術センターの「電算プログラム認定」の更新を行い有効期間を更新しました。
「省エネ診断エキスパート」は、2025年省エネ基準適合義務化に対応しており、義務化後も「省エネ診断エキスパート」の計算書で申請することができます。
今回の電算プログラム認定の更新により、その信頼性が第三者機関である日本住宅・木材技術センターにより引き続き担保されました。安心してお使いいただけます。

公益財団法人日本住宅・木材技術センター「電算プログラム認定」
公益財団法人日本住宅・木材技術センター「電算プログラム認定」

2.区画熱損失係数:Q*(キュースター)の仕様調整

区画熱損失係数Q*(キュースター)の入力項目や計算内容を調整しました。
Q*とは、建物を断熱リフォームした際の、暖房する区画の断熱性能を評価する指標です。ホームズ君では従来より、部分評価区画においてUA(部分UA)とQ*両方の評価が可能ですが、今回の調整によりそれぞれの評価手順がわかりやすくなりました。

『改修版 自立循環型住宅への設計ガイドライン』
『改修版 自立循環型住宅への設計ガイドライン』

Ver.4.37 バージョンアップ内容(2023/9/13リリース)

1.断熱等性能等級計算書の外壁面積根拠図を改善(基本機能)

外壁の形状が複雑な場合にも面積根拠図が確認しやすくなるよう調整を行いました。

断熱等性能等級計算書-外壁面積根拠図
断熱等性能等級計算書-外壁面積根拠図

2.その他機能改善

省エネルギー性能 証明書出力において、等級判定が適切に行われない場合に対応しました。

Ver.4.36 バージョンアップ内容(2023/7/31リリース)

1. 省エネ適合性判定結果のみを記載する(断熱等級を記載しない)計算書機能を追加(基本機能)

2025年4月より、原則として全ての新築住宅において省エネ基準適合が義務化されます。
それに対応して、省エネ適合性の判定のみを行い、断熱等級の記載は不要な計算書の機能を追加いたしました。
2025年4月以降の確認申請に添付いただけます。
また、従来の「断熱等性能等級」計算書も引き続き出力可能ですので、用途に応じてご利用ください。

省エネ適合性判定に特化した計算書機能を追加
省エネ適合性判定に特化した計算書機能を追加

2. 断熱等性能等級計算書の機能強化(基本機能)

一次エネルギー消費量の算定条件となる外皮性能に関する出力を追加しました。
(国研)建築研究所のWEBプログラムで出力する【一次エネルギー消費量計算結果(住宅版)】に添付いただけます。

断熱等性能等級計算書の機能強化
断熱等性能等級計算書の機能強化

3. 住宅省エネルギー性能証明書を追加

2024年1月以降に建築確認を受けた新築住宅については、住宅ローン減税を受けるために省エネ基準に適合する必要があります。
省エネ基準適合住宅であることの証明書の1つである「住宅省エネルギー性能証明書」の出力機能を追加しました。
この証明書は建築士が作成することができます。

住宅省エネルギー性能証明書
住宅省エネルギー性能証明書

4. 一次エネルギー消費量の計算式を更新(基本機能)

(国研)建築研究所が公開している、エネルギー消費性能の算定方法の最新の計算式(ver3.4.0)に対応しました。

一次エネルギー消費量の計算式を更新
一次エネルギー消費量の計算式を更新

5. その他の機能強化

  • 日よけ効果の計算において、庇の寸法「規定値」に対応(基本機能)

  • 数量補正機能で、隣接空間の種類の選択機能を追加(基本機能)

  • 一次エネルギー消費量モードにおいて、エアコンのエネルギー消費効率の入力方法を改善(基本機能)

  • 結露の発生を防止する対策に関する基準の判定方法を見直し(基本機能)

Ver.4.35 バージョンアップ内容(2023/05/29リリース)

1. 室温シミュレーションエンジンに「EnergyPlus」を追加搭載 【新機能】

より精緻な室温シミュレーションが可能に!
パッシブ設計オプションの「室温シミュレーション・動的熱負荷計算」の計算エンジンとして、世界的に広く使用されている建物の室温・動的熱負荷計算のエンジン『EnergyPlus』※1 version 22.1.0を搭載しました。※1 米国エネルギー省(https://energyplus.net/)より
これにより、エアコンの暖冷房能力の上限を考慮しながら、10分間隔の室温の変化を計算し、精緻な室温シミュレーションが可能となりました。
2025年4月からの省エネ基準適合義務化がスタートすることで評価される外皮平均熱貫流率(UA値)ではわからない、室温や光熱費を 敷地の条件や日当たりを考慮して精緻に予測し、設計することで施主に対して建物の省エネ性能、快適性をアピールする強力なツールとなります。


インテグラルではEnergyPlusを搭載するにあたり、EnergyPlusを用いたホームズ君のシミュレーション結果について実物件での室温実測結果との比較、分析を行いました。 それに基づき、熱容量や換気性能等のパラメータを調整することで、実情に近いシミュレーション結果が得られることを確認いたしました(図1 図2)

さらなるシミュレーション結果の精度の向上を目指して、計測条件のパターンを増やしての実物件計測、シミュレーション結果と実測結果の比較検証は現在も継続中です。検証結果については、「ホームズ君 よくわかる省エネ」にて順次公開予定です。

実測とシミュレーション結果の比較
実測とシミュレーション結果の比較

下に、「従来の計算の場合」(エアコン毎の暖冷房能力考慮しない)と「エアコン毎の暖冷房能力考慮する場合」の暖房時の室温グラフを例に示します。(図3)
20畳の部屋に対して、「従来の計算の場合(図4)」は1時間後に必ず設定温度まで室温が上昇する前提での計算となっています。
一方、「エアコン毎の暖冷房能力考慮する場合(図5)」は、14畳エアコンでは20分で設定温度になり、10畳用エアコンでは1時間かかることがわかります。
こうした、設置する部屋における適切なエアコン能力の検討が行えるようになりました。

室温シミュレーション結果(エアコン暖房能力の違い)
室温シミュレーション結果(エアコン暖房能力の違い)

2. 「熱流イメージ」表示機能追加 【新機能】

エアコンの温風・冷風が見える!

「室温シミュレーション」の結果表示機能として、エアコンを運転した際の「熱流イメージ」表示機能を追加しました。
リビングなど空調をする部屋を指定し、エアコンの取り付け位置、吹出し温度、吹き出し角度を設定します。
これだけで、エアコンの温風または冷風が室内をどのように流れるか、分布するかをイメージとして見ることができます。
住んでみたら、エアコンをつけても温度ムラが大きい、あまり暖かく(涼しく)ない、電気代がかかるという不満足な結果とならないよう、設計段階でのエアコン検討にお役立てください。

※本機能をお使いいただくにはパッシブ設計オプションが必要です。
※今後は、エアコン以外の空調機器への対応も予定しています。

【特長】
本機能の特長は、高度なCFD(数値流体力学)シミュレーションを行うことなく、同等の結果を一瞬で得られる事です。
壁掛けエアコンに限定しCFD(数値流体力学)での検証を重ね、住宅規模の建物内部の熱流を表現する事に特化し、処理を簡素化し高速に表現しています。
暖房・冷房両方の熱流を確認できるので、エアコンの取り付け位置、高さの検討等にお使いいただけます。

【検証】
下図に示すのは、3つのソフトウェアで同条件で熱流をシミュレーションした結果です。
 ①「ホームズ君」の「熱流イメージ」
 ②市販のCFDソフトウェアA
 ③市販のCFDソフトウェアB
3つのシミュレション結果が概ね一致していることが確認できます。

CFDソフトウェアでは、入力のための前提知識の習得が必要であり、収束条件により処理時間は異なりますが、5分程度から1時間程度かかる場合があります。
ホームズ君は設定が簡単で、表示までの処理時間をほぼ要さず即座に結果が見られます。

「熱流イメージ」表示機能
「熱流イメージ」表示機能

Ver.4.32 バージョンアップ内容 (2023/02/21リリース)

1. 実製品ベースの断熱仕様例の追加

YKK AP株式会社様、断熱材メーカー様各社のご協力のもと、断熱等性能等級5~7の各部位の断熱仕様例を地域別にご用意いたしました。
上位等級の設計・検討の際にぜひご活用ください。

実製品ベースの断熱仕様例の追加
実製品ベースの断熱仕様例の追加

2. おすすめ仕様 基準別仕様例の調整

令和4年国交省告示第1105号「住宅部分の外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準」および令和4年国交省告示第1106号「住宅部分の外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する誘導基準及び一次エネルギー消費量に関する誘導基準」に基づき、おすすめ仕様の基準別仕様例の調整を行いました。

3. 隣棟入力の強化

  • 隣棟の入力を階別に行えるようになりました。

  • 隣棟の屋根を、従来の自動作成に加えて、自宅の屋根と同等の入力や編集が行えるようになりました。

  • これにより、従来表現できなかった部分2階や大屋根等の隣棟も入力できるようになります。

  • 隣棟を実態に近い形状で入力することにより、より精密で実情に即したシミュレーションが行えます。

隣棟入力の強化
隣棟入力の強化

Ver.4.31 バージョンアップ内容 (2022/11/16リリース)

1. 隣接空間「住戸」(温度差係数0.0)に対応

2022年11月7日の建築物省エネ法の改正の施行で追加された隣接空間「住戸」の温度差係数に対応いたしました。

隣接空間「住戸」(温度差係数0.0)に対応
隣接空間「住戸」(温度差係数0.0)に対応

2. 断熱等性能等級6、7まで評価することを初期条件に変更

従来のバージョンでも設定を変更する事で断熱等性能等級6、7の評価が行えましたが、2022年10月1日の住宅性能表示制度の改正の施行に伴い、初期条件として断熱等性能等級6,7の評価を行うよう調整しました。
経過措置として従来の断熱等性能等級5を最高等級として評価することもできます。

断熱等性能等級6、7まで評価することを初期条件に変更
断熱等性能等級6、7まで評価することを初期条件に変更

3. 一次エネルギー消費量のAPIによる計算の調整

国立研究開発法人建築研究所が提供する「エネルギー消費性能計算プログラム」のバージョンアップ(Ver3.2.0 ⇒ Ver3.3.1)に伴い、「エネルギー消費性能計算プログラム」のAPIによる計算が正しく表示されるよう調整しました。

Ver.4.30 バージョンアップ内容 (2022/08/18リリース)

1. 「外皮性能3Dビューア」機能強化

  • 建物の外皮性能を3Dで様々な角度から見ることができます。

  • 表示内容は、部位ごとの断熱性能を表す「熱貫流率(U)」と「日射熱取得率(η)<夏期/冬期>」です。

  • 二画面表示機能で、異なる断熱材グレードの比較や開口部の性能比較が行えます。

  • 「線分表示」では、各部位の性能差を線の長さでわかりやすく表現します。

「外皮性能3Dビューア」機能
「外皮性能3Dビューア」機能

2. 「断熱仕様全体設定画面」に「3Dビューア」同時表示機能追加

  • 「断熱仕様全体設定」画面に「3Dビューア」ボタンを追加しました。断熱仕様を変更すると同時に3DビューアでUAやηACが視覚的に確認できます。

  • 断熱材やガラスの仕様を変更してすぐに3Dに反映されるので、断熱性能の検討に便利です。

「断熱仕様全体設定画面」に「3Dビューア」同時表示機能追加
「断熱仕様全体設定画面」に「3Dビューア」同時表示機能追加

3. 外皮計算(UA,ηAC)の計算方法変更(2022年4月改正建築物省エネ法対応)

  • 2022年4月改正の建築物省エネ法に対応し、以下2点の変更を行いました。

  • ・基礎の線熱貫流率に「基礎形状によらない値」追加

    ・「欄間付きドア」のηC、ηHの計算方法変更

  • 本変更は、(公財)日本住宅・木材技術センターの電算プログラム認定委員会で承認されました。

基礎の線熱貫流率に「基礎形状によらない値」追加   「欄間付きドア」のηc、ηHの計算方法変更
基礎の線熱貫流率に「基礎形状によらない値」追加「欄間付きドア」のηc、ηHの計算方法変更

4. 共同住宅、店舗併用住宅対応(界壁・界床の温度差係数設定)

  • 共同住宅、店舗併用住宅、車庫など、部屋の属性を設定するだけで住宅部分とそれ以外の部屋の熱的境界の界壁、界床が自動認識されます。

  • 熱的境界の設定に応じて温度差係数と方位係数が自動設定され外皮計算に反映されます。

共同住宅、店舗併用住宅対応(界壁・界床の温度差係数設定)
共同住宅、店舗併用住宅対応(界壁・界床の温度差係数設定)

5. GoogleMap下絵表示機能(パッシブ設計オプション)

6. 開口名の編集機能

  • 窓番号とは別に、任意の番号や記号を設定することができるため、他の設計図書との整合が図れます。

7. 一次エネルギー消費量計算のための設備既定値を最大10パターンまで登録

  • よく使う設備の組み合わせ(オール電化仕様、ガスコンロ仕様、A工務店仕様、B工務店仕様など)を、最大10パターンまで登録できるようになりました。

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