ホームズ君「省エネ診断エキスパート」 ― 長期優良住宅等の申請に必要な「断熱等性能等級」判定ができる!

住宅性能診断士 ホームズ君「省エネ診断エキスパート」 バージョンアップ情報

ホームズ君「省エネ診断エキスパート」は2018年9月14日にVer.4.14をリリースしました。

Ver4.13でのバージョンアップ(2018年4月)はこちらをご覧ください。

Ver4.12でのバージョンアップ(2017年9月)はこちらをご覧ください。

Ver4.14での機能強化項目一覧

  1. 上下に並んだ窓(段窓、アクセント窓等)の入力【省エネ診断エキスパート】
  2. 3D太陽熱【パッシブ設計オプション】
    建物の外壁や屋根に当たる太陽熱(日射熱)をシミュレーションし、3Dで表示可能になりました。
  3. 窓結露チェック機能【パッシブ設計オプション】
  4. 壁内結露チェック機能【パッシブ設計オプション】
  5. 湿り空気線図【省エネ診断エキスパート】
    気象データ(拡張アメダス 全国836地点)にもとづく、外気の温度・相対湿度・絶対湿度を1つのグラフで「見える化」します。

Ver4.14での機能強化内容【省エネ診断エキスパート/パッシブ設計オプション】

上下に並んだ窓(段窓、アクセント窓等)の入力【省エネ診断エキスパート】

ご要望の多かった、上下に並んだ窓(段窓、アクセント窓等)の入力が可能になりました。

CAD入力画面において、同じXY座標位置に、取り付け高さの異なる複数の開口が入力可能です。外皮計算だけでなく、【パッシブ設計オプション】の各シミュレーションにおいても、この窓を考慮した評価が行えます。

※本機能は省エネ診断エキスパートを単独で起動した場合においてのみ使用可能です。構造EX、耐震診断Proから連動した場合は未対応です。

3D太陽熱【パッシブ設計オプション】

実際の建物の屋根や外壁、敷地に当る日射量をシミュレーションし、3Dで表示可能になりました。

「3D太陽熱」では、隣棟等の周辺物はもちろん、従来の「3D日射熱」機能(基本機能)では考慮できなかった、実際の建物の形状や軒や庇等を考慮してシミュレーションします。

なお、窓から建物に入る日射熱は、従来の「日射熱 室内取得シミュレーション」機能で確認可能です。

冬期および夏期のそれぞれで日射が多く当たる部位を確認することで、開口部の位置やガラスの種類、日射遮蔽物の検討がより容易になり、冬暖かく夏涼しいパッシブ設計を検討することに繋がります。

窓結露チェック【パッシブ設計オプション】

窓ガラス表面の結露発生のリスクを判定できます。

結露はただちに問題を起さなくても、長い期間には躯体劣化やカビの繁殖による人体への悪影響が考えられます。窓ガラスの結露チェック機能を使って発生リスクを低くすることで、結露が発生しにくい開口部の仕様を検討できます。

全国836地点の拡張アメダスデータからわかる建設地が取りうる外気温の条件で、検討中のガラス仕様、および、枠の仕様ごとの結露リスクを検討可能です。仕様ランクを上げたとき、下げたときの結露リスクの違いもすぐに確認できます。

ホームズ君レポート「ガラス結露判定機能」を見る

壁内結露チェック【パッシブ設計オプション】

壁内部の結露発生のリスクを判定できます。

木造住宅は断熱効果と共に気密性が高くなっています。気密性の高い建築物は、そのままでは湿気の逃げ道がないため、壁の中も結露しやすい環境になっています。壁内結露は腐朽の原因にもなるため、湿気対策は重要です。窓の表面結露は目に見えますが、壁の中は通常見えません。目には見えない壁内結露発生リスクを判定し設計を検討することは、住宅の高い耐久性に繋がります。

判定は定常計算により、外気条件(気温、湿度)と室内条件(室温、湿度)により、壁を構成する部材の熱伝導率、および、透湿率から、壁内の各部位の相対湿度を計算します。また、透湿シートについてもワンタッチで考慮可能です。グラフにて温度勾配、水蒸気圧勾配から、結露リスクの程度も直感的に確認することができます。

ホームズ君レポート「壁内結露判定」を見る

湿り空気線図【省エネ診断エキスパート】

気象データ(拡張アメダスデータ)を外気の温度・相対湿度・絶対湿度を1つのグラフで把握できる「湿り空気線図」で表示できます。

全国836地点の1時間単位(24時間、365日分)のデータを空気線図表示することにより、建築地の最高/最低気温や湿度、すなわち、建設地の外気条件の分布範囲と頻度を把握でき、暖冷房を必要とする期間、時間帯を確認できます。

これらから、目指すべき建物の断熱性能や空調設備の計画を建設地の実状にもとづき検討しやすくなります。

 

Ver4.13でのバージョンアップ項目【省エネ診断エキスパート/パッシブ設計オプション】

建物の部分的な断熱リフォームの評価・改善予測が可能 部分評価UA、Q*(キュースター)【省エネ診断エキスパート】  (2018年4月 機能強化) 

既存住宅のリフォーム向けに、範囲を限定した部分的な改修計画を評価する方法として示された「部分評価UA」と「Q*(キュースター)」に対応します。

  1. 部分評価UA
    「平成30 年度長期優良住宅化リフォーム推進事業」 など、既存住宅の部分断熱リフォームに対応するため、部分区画の外皮性能(部分UA、部分ηAC)を計算する機能を追加しました。
  2. Q*(キュースター)
    2018年3月に(一財)建築環境・省エネルギー機構から発行された図書『自立循環型住宅への設計ガイドライン(改修版)』で示された、区画熱損失係数Q*(キュースター)を計算する機能を追加しました。
    区画熱損失係数Q*は建物の一部を断熱改修することを想定し、その断熱改修区画を範囲とした断熱性能を示す指標です。改修前の断熱仕様、および、改修後の断熱仕様から、それぞれのQ*を求めることで、改修前後の省エネルギー効果、さらには、室温・表面温度を予測することができるようになります。

上記2つの値は、リフォームモードの場合でのみ評価が可能です。

リフォームの際には、断熱改修だけでなく、耐震改修も同時に行うことで、工事にかかる費用、時間の効率化が可能です。ホームズ君「省エネ診断エキスパート」「耐震診断Pro」をデータ連携させて活用することで、安心・安全・快適に住み続けるうえで最適なリフォーム提案を行っていただけます。


例)ホームズ君「省エネ診断エキスパート」+【パッシブ設計オプション】で部分断熱リフォームの効果を予測

建物の断熱リフォームのプレゼン用帳票【省エネ診断エキスパート】
  (2018年4月 機能強化) 

施主向けに、わかりやすい説明資料『絵でみるわが家の断熱診断書』や『絵でみる省エネリフォーム計画書』を簡単に作成できます。

『絵でみるわが家の断熱診断書』

主にリフォームを前提に、既存住宅の現状の断熱性能について施主向けにわかりやすく解説したプレゼン帳票です。

UA値やηAC値、あるいは断熱等性能等級で示されてもなかなかわかりにくい断熱性能を、絵やグラフを使い、かつ、現行の省エネ基準適合の建物との比較で示します。

『絵でみる省エネリフォーム計画書』

断熱リフォームについて施主向けにわかりやすく工事内容と効果を解説したプレゼン帳票です。

どこが、どの程度改善するのかを改修区画の部位ごとのU値で示し、区画熱損失係数Q*(キュースター)をもとに室温や表面温度を予測します。これにより、断熱改修リフォームによる室温の改善、すなわち快適性・健康面でのメリットが説明しやすくなります。

リアルタイム計算機能にQ値表示【省エネ診断エキスパート】  (2018年4月 機能強化) 

平成25年省エネ基準以降、基準値はQ値からUA値となりましたが、参考値としてQ値を知りたいとのご要望にお応えし、リアルタイム計算機能にQ値表示を組み込みました。ワンクリックでUA値とQ値の表示を切り替えられます。

部分区画を評価範囲としたUA値、Q*も、ワンクリックで表示が切り替えられます。

床暖房(温水式、電気式)に対応【パッシブ設計 室温・動的熱負荷計算】  (2018年4月 機能強化) 

床暖房(温水式、電気式)のシミュレーションができるようになりました。

床暖房は寒さを感じやすい足元の温熱感を改善し、頭寒足熱を実現するほか、エアコンで嫌われる気流感がなく、温度ムラのない暖かい空間を実現できます。しかも、施工が簡単で、既存住宅では建物躯体そのものの改善に比べ短期で施工でき、かつ適用建物が多いため、多くの物件で手軽に室内の快適性を向上できるリフォームといえます。

具体的な室温や光熱費のシミュレーションを躯体断熱性能、気象条件を考慮して行うことで、床暖房の導入効果を確認できます。より説得力の高い、営業プレゼンテーションが可能となります。

薪ストーブ、ペレットストーブに対応【パッシブ設計 室温・動的熱負荷計算】  (2018年4月 機能強化) 

大空間の居室に設置でき、バイオマスエネルギーの活用として人気の高い、薪ストーブやペレットストーブのシミュレーションが可能になりました。
計算間隔を初期値の60分から15分、10分に変更していただくことで「何分で目標温度に達成するか」の検討ができるようになります。「エアコンと床暖房」といった機器を組合せた場合の暖房費の概算も確認できます。

室温分布表示機能の強化【パッシブ設計】  (2018年4月 機能強化) 

室温・動的熱負荷シミュレーションの結果画面の室温分布表示モードで、積算時間数とその出現割合を追加表示しますので、どの程度室温が改善したかわかりやすくなりました。また、集計対象時刻の設定が可能となり、24時間の評価でなく、在宅時間での評価も可能となりました。


動画保存機能を追加【パッシブ設計】  (2018年4月 機能強化) 

日当りシミュレーションや室温・動的熱負荷シミュレーションの結果画面で表示されるアニメーションを、動画ファイルに保存できるようになります。 アニメーションgif形式ですので、タブレット端末やスマートフォンといった、ホームズ君がインストールされていな環境でも施主にプレゼンすることが可能となりました。

Ver4.13での注意事項

Ver4.13より、外皮計算の結果(UA、ηAC)が変化する場合があります。

条件
下屋のある建物
理由
下屋と上階外壁の取り合い部分の計算上の扱いを区別可能とするため。
(リフォーム前の状態では、この個所が断熱されている場合と、されていない場合があり、それを区別して評価できるようにするため)
バージョンによる
違い
「断熱仕様 全体設定」の中の扱いが以下のようになります。
■対象部位:下屋と上階外壁の取り合い部分
  • Ver4.12まで:部位の分類を「外壁」としていました。
  • Ver4.13以降:部位の分類を「小屋壁」としました。
UA、ηACの変化に
ついて
外壁面がより細分化されるため、その分の面積の端数丸め処理が行われ、結果的に外皮面積(m2)が変化する場合があります。

「H11省エネ基準」機能の提供終了について

  • H28省エネ基準が普及したことを受け、Ver4.13では既に法的に無効となっている「H11省エネ基準(Q値、μ値)」機能の提供とサポートを終了させていただきます。
  • H11省エネ基準の「熱損失係数(Q値)」につきましては、Ver4.13からは「H28省エネ基準」モードの外皮評価画面で確認できるようになっておりますのでそちらを参照ください。
  • また、既に作成された「H11省エネ基準」のデータを開く場合は、Ver4.13更新プログラムのインストールの際に「旧バージョンをパソコンに残す」設定でインストールし、旧バージョンのプログラムで開くことができます。

Ver4.12でのバージョンアップ項目【パッシブ設計オプション】

日射断面図に軒・庇シミュレーションを追加  (2017年9月 機能強化) 

軒や庇の出の長さを任意に変更し、窓への直達日射を確認する機能を追加しました。また、窓への直達日射の1年の変化をアニメーションで表示する機能を追加しました。

室温・動的熱負荷計算  (2017年9月 機能強化) 

床下暖冷房対応

床下空間に対して、区画の分割、熱容量の設定、暖冷房設定を行う機能を追加しました。
床下暖冷房による室温の変化および暖冷房負荷の計算が行えます。

熱交換換気設備に対応

顕熱交換器・全熱交換器およびその交換効率の設定が可能となりました。
暖冷房負荷計算、室温シミュレーションで熱交換換気設備の評価が可能になりました。
設備導入の費用対効果を検討する際に効果的です。

窓付属物 開閉パターン強化

窓付属物の開閉について昼と夜での設定が可能となりました。
昼は日射を取り込み、夜は付属物を閉めて断熱性能を向上させる、といった検討が行えます。


窓付属部材追加

ハニカムスクリーンや断熱雨戸等、設定できる付属部材を追加しました。

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