機能紹介
外皮性能診断
UA・ηACの自動計算、断熱等性能等級の判定が可能 2025年省エネ基準適合義務化に対応
外皮平均熱貫流率(UA値)、冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)を、CAD情報と各部位の断熱仕様から自動算出します。リアルタイムに計算結果が表示されますので、変更に伴う性能の変化をすぐに確認できます。
また、住宅性能表示制度および長期優良住宅の評価方法基準に基づく断熱等性能等級の等級判定がおこなえます。
2025年4月施行の省エネ基準適合義務化にも対応しています。結露防止の基準の等級判定もあわせておこなえます。
外皮性能の3D表示・編集機能(U値/η値)
外皮性能を部位ごとに色分けし3Dで表示します。
建物の断熱性を直感的に確認でき、どの部分の断熱性能を上げればよいかも一目でわかります。
また、3D画面上で部位をクリックするだけで仕様の確認や変更ができるので、性能を確認しながらミスなく部位の仕様を設定することができます。
外皮性能3D編集画面【熱貫流率U値】
外皮性能3D編集画面【日射取得率η値】
簡単CADから外皮等面積を自動計算
CAD入力した平面情報から、省エネ計算に必要な面積拾いを自動で行います。
斜め壁や妻壁、天井断熱屋根断熱の混在、小屋裏収納、トップライトと天井断熱の間の壁などの扱いも全て自動で判別し、取り合いは3Dで視覚的に確認することができます。
また、軒、庇、バルコニー、オーバーハングといった日除けとして考慮できるものも、自動で考慮します。
これらの面積拾いにかかる自動機能があることで、省エネ計算に要する時間が大幅に削減できます。
プラン変更に伴う再計算を手計算する必要もなく、計算ミスも大幅に減らせます。
U値・η値 直接入力機能
部材登録(マスタ登録)せずに、断熱仕様(U値)・開口部仕様(U値・η値)を数値で直接入力できます。
カタログ記載の値やWindEye(※)等で別途詳細計算した値で外皮計算ができるため、UA値、ηA値の向上が見込めます。
部材の構成の詳細が不明な製品においても、U値やη値がわかれば、その製品を使った場合のUA値、ηAC値を簡単に計算できます。
※WindEye:(一社)リビングアメニティ協会提供の窓の断熱性能プログラム
「HEAT20」の適合判定
「HEAT20」とは、「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称です。地球温暖化とエネルギー問題の対策のために2009年に発足した組織です。
「HEAT20」では、戸建住宅の目指すべき住宅像と推奨する断熱性能水準を「HEAT20 G1・G2 断熱性能推奨水準」として提案しています。
建物の外皮性能(UA値)を計算する際に、HEATのG1、G2、G3に適合しているかを瞬時に判定することができます。
よく使う断熱仕様を5パターンまで登録可能 計算時に一括設定も
各部位(屋根/天井・壁・開口・床・基礎)の断熱仕様をパターンとして5つまで登録ができます。
よく使用するパターンなどを予め登録しておくと便利です。物件ごとの検討をするときに、パターンを選ぶだけで、その設定が各部位の断熱仕様として一括設定され、即座に外皮性能(UA値、ηAC値)が計算され、目標値を満たすか確認することができます。
また、各パターンを断熱性能のレベル(高断熱パターン、中断熱パターン、低断熱パターンなど)ごとに登録しておき、平面情報は同じで断熱仕様の違うものを5プランまで検討できますので、断熱性能比較を行うことも容易にできます。
気象データビューア
標準年EA気象データ2010年版(通称:拡張アメダスデータのこと。発売元:株式会社気象データシステム)の全国836地点の気象データが付いています。各観測地点の気象データを用いて、気温・日射量・風配図を表示します。建設地の気候特性として、外気温の程度や冬の日照の期待度、通風を考慮するための風の特性を検討しやすくなります。2地点比較表示も可能で、良く知っている土地との比較表示をすれば、その違い、その建設地の特性を直感的に把握しやすくなります。
各種計算書・外皮等面積の根拠図も
平成28年省エネ基準の外皮性能の各種計算書を出力できます。
また、外皮等面積の根拠を、平面図・立面図でも確認できます。
これらの帳票を用いて、長期優良住宅等の評価機関への審査がスムーズに行っていただけます。
※帳票一覧ページで、サンプル<pdf>をご覧いただけます。
また、評価機関との協力で審査が行いやすいレイアウトを開発しました。本レイアウトでの出力をご利用いただくことで、審査時間の短縮が図れます。
※本レイアウトは、ホームズ君「省エネ診断 Light」では対応しておりません。
一次エネルギー消費量計算 独自エンジンでリアルタイム計算
これまでは、まず外皮検討を行い、その後、国立研究開発法人 建築研究所が公開している「一次エネルギー消費量算定用WEBプログラム」にアクセスして、そちらで入力・計算してNGであれば、また外皮性能計算ソフトに戻って外皮性能をあげて、再度WEBプログラムへ…というように、何度も外皮性能計算ソフトとWEBプログラムを往復しなければならない煩雑さがありました。
そこで住宅性能診断士 ホームズ君「省エネ診断エキスパート」では、一次エネルギー消費量計算までを行えるよう独自計算エンジン(※)を搭載しました。これにより、設備の検討を行いながら、素早くリアルタイムに一次エネルギー消費量の計算結果を確認できます。外皮性能と設備性能の検討がシームレスに行えます。
また、建築研究所が公開している「一次エネルギー消費量算定用WEBプログラム」専用のデータファイルの作成もできます。居室の床面積や外皮平均熱貫流率(UA値)、暖冷房期の平均日射熱取得率(ηAH値、ηAC値)を計算し専用ファイル(XML形式)に出力します。これをWEBプログラムに読み込ませるだけで面積や熱損失量等が自動設定されます。手入力の手間がなくなり、さらに転記ミスもなくせます。
※独自計算エンジンであるため、計算結果が建築研究所の提供する最新バージョンの計算値と若干異なる場合があります。
長期優良住宅等の申請には、建築研究所のWEBプログラムで計算書を出力してご利用ください。
ZEH
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の達成度を表示
平成28年度「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業(ZEH)」に対応した、ZEHの基準の達成度を判定します。また、採択の可能性を高めるための加点ポイントの検討もおこなえます。
ZEHナビで外皮・設備・太陽光発電を検討
平成28年度「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業(ZEH)」に対応した、ZEHの基準の達成度を判定します。また、採択の可能性を高めるための加点ポイントの検討もおこなえます。
外皮性能や設備で削減した後の一次エネルギー消費量について、その削減率を100%とするために必要な太陽光パネルのシステム容量の検討ができます。
※この検討には、発電効率、容量を用いますが、【パッシブ設計オプション】(別売)の太陽光パネル自動配置機能では、設計中のプランの屋根形状、屋根面積に応じた配置検討までおこなえます。
燃費(光熱費)
燃費(光熱費)
平成28年省エネ基準の一次エネルギー消費量をもとにした燃費性能(光熱費)を示す計算書を出力できます。
「平成28年省エネ基準レベル」や「低炭素基準レベル」など断熱性能や設備の異なる2つのプランで同時に比較検討が行えます。
建築時のコストアップもエネルギーのランニングコスト(燃費)を示せば、施主に理解していただきやすくなります。グラフやイラストを用いて視覚的にもわかりやすい資料になっているため、外皮の断熱性能の良さや暖冷房費削減の効果をプレゼンするのに最適です。
「見える化」強化で充実したプレゼン資料
敷地・日当りナビ(初期プラニング)
太陽の光や熱、風などの自然エネルギーを建物の温熱環境に考慮・活用するパッシブ設計においては、太陽の日射を利用して暖冷房負荷の軽減を検討するなど、建物がどれだけ日射熱を取り込めるかを把握することが重要です。
『敷地・日当りナビ』では、平面図上に建物や敷地、隣棟等を簡単に入力するだけでパースが自動的に作成されます。建物や敷地の周辺環境のイメージを3Dで簡単に確認することができます。
また、敷地の条件(隣棟の影、地域の日射量)を考慮して、敷地の空間内に生じる日影の範囲や、外壁面や屋根面が取得する日射熱の大きさを3Dで確認できます。建設地の購入の際、あるいは設計の初期段階の際に、建物を詳細に入力しなくても、日当りの良し悪しの概略を簡単にすばやく把握することができます。
より詳細なシミュレーションや検討は【パッシブ設計オプション】(別売)で対応します。
また、パッシブ設計や日当りに関するわかりやすい説明書(ヘルプ)「よくわかる敷地・日当りナビ」も付属します。パッシブ設計の入門ソフトとしても、よりわかりやすく、使いながら学びやすいようになります。
その他
充実したヘルプやセミナー開催
ヘルプや解説が充実しているため、ソフトを使いながら省エネ基準をマスターできます。初めての方でも簡単ガイドで迷わず使い始められます。省エネ基準やソフトの操作方法にポイントをあてたセミナーも随時開催しています。
おすすめホームズ君ナビ
診断・設計したい項目や建築物の種類に合わせて、ホームズ君シリーズの最適な組み合わせをご提案します。
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